本をよみました
はじめに
本を読んだ後に何も考えたりまとめたりしないのではすぐに忘れてしまうのでとりあえず文字にしてまとめようと思って書いています。結構いろいろなことを知らない人間なのでまちがったことやおかしなことを書いてしまうかもしれません。そういった場合はコメントなどでご指導いただけると幸いです。
こんにちは。
今日は8月10日です。
(注 違います)
夏休みですので時間もありますからぼちぼち読んだ本について感想や考えたことを書いてみたいと思います。
感想としては、
「おもしろかった」「名文が多い」「頭がいい」「すごい」
ということでした。
読みながら思わず「まじですか」という声が出てくるくらいに視点や考察が鋭く、展開や論理に呑まれてしまいました。
しかし本を読んでこうした感想しかでない学生というのも情けない気がしたので、もう一度本を読んで「どういった点が面白かったのか」や「さらに気になった点」くらいは考えてみました。
と思ったら全然読めなかったのでこれは今後の課題としたいと思います。
(佐藤先生の著作を片っ端から買っているため)
二冊目です。
これはタイトル通りに教育が何を評価してきたのかということを戦前から現代まで「能力」「態度」「資質」という3つのキーワードに沿ってそれ自体の捉えられ方の変遷も含めて追っていった本です。個人的には日本の教育界の歴史を辿っていくことができたので勉強になったというのがあります。教育界に働いてきた「垂直的序列化」「水平的画一化」といったシステムを考え、「水平的多様性」に可能性を考えるというのが大枠の流れでした。「水平的多様性」を核にした今後の教育界への提言は具体的で、ダブルディグリーとかも視野に含めるというのは個人的に新鮮だと思いました。
まあ何といってもそれら一つ一つの分析も面白かったのですが、この本の目玉は後半部分の教育基本法改正の流れに伴って教育現場に働いてきた「水平的画一化」の分析となるでしょう。教育基本法改正とそれに伴う自民党内での教育の捉えられ方、これらの分析については良くまとまっていましたからとても勉強になりました。教育政策の領分に触れる本でしたから政治と学問がとても近い位置にある本ではありましたね。「あとがき」において筆者の本田さんは本書での教育の分析からの現実への警鐘・提言という内容について「欲張った」と書かれていらっしゃいました。「生きる力」関係の分析など、もう少し読みたいという部分もあったのは事実ですが、芯も通っていてとても興味深く読ませていただきました。
まあほかにもたくさん買って、たくさん積んで、すこしずつ読んでいるのでまた気が向いたらこうして公開するかもしれません。
で、読んでいて知らない用語があったので論文を読んでみて簡単にまとめてみました。間違ってたら直すので教えてください。
STEAM教育
別にPCでゲームをするわけではない(令和イチ面白いギャグ)※。 STEM教育(Science,Technology,Engineering and Mathematicaの四科目、またはそれらを統合した科目)にArts(芸術、それにLiberal Artsを加える場合もある)を加えたもの。統合の水準はいくつかある。
アイスナーが提案した21世紀に求められる8つの能力と芸術の役割を対応させた表が、胸組虎胤さんの論文に出ていて非常に興味深かった。しかし本文でも述べられていることではあるが、芸術の捉え方があいまいなままで便利な変数として活用していくのではよくないよなと思った。デューイの言う"統合"について自分でも学びを深める必要があるだろう。
イエナプラン教育
ドイツのペーター・ペーターゼンによって唱えられた教育である。新教育運動のなかで
まとめようと思ったのですが、まあ。みなさんで調べてください。
イエナプラン教育は僕が中途半端にまとめて読者の皆さんに変な印象を与えるのもおかしいなと思いました。けして(これいつまで下書きに放り込んでおく気なんだ。さっさと公開しなきゃ。)と思ったわけではなく(まあ少しは思いました。)。しかしこの教育はドイツのそれと、現在オランダで盛んなイエナプランとは大きな違いもあり、まあ全体像をつかむうえでいろいろ大変だったりするのでここでは省かせていただきます。
society5.0
ググってください。
※ギャグは筆者が考えました
【参考文献】
胸組虎胤(2019)「STEM教育とSTEAM教育-歴史、定義、学問分野統合-」『鳴門教育大研究紀要 第34巻』58p-72p
伊藤敏子(2009)「<研究動向紹介>新教育運動とナチズムの関係をめぐる研究の展開-ドイツにおけるペーターゼンとイエナプランへのまなざし-」『Forum on Modern Education No.18 2009』285p-288p
船尾日出志(2016)「イエナのイエナプラン学校のコンセプトと実践」『教職キャリアセンター紀要 vol.1』85p-92p
井上健(2018)「開かれた教育改革モデルとしてのイエナプラン–オランダにおけるイエナプランの受容と展開–」『東京都市大学共通教育部紀要 抜刷 vol.11』39p-57p
おわりに
書いてみて思ったのですが、こうした学問の次元を扱った本を読んでぼくが「おもしろかった」「すごかった」という低次の感想を吐くというのは恐ろしく馬鹿っぽいと感じますね。また、ぼくはあくまで一般読者として読んでますから「先生に向かって上からだな」とかはある程度勘弁していただきたいです。
蛇足
ぼくは文章を書くと、いろいろな方から「句読点の使い方が下手」というアドバイスをいただきます。今回の文章も自分で読み返して気を付けたつもりではありますが、おかしなところがあったかもしれません。使い方でおかしなところなどがあれば、コメントでご指導いただければありがたいです。また、句読点が足りないと感じた方たちのために最後にまとめてつけておきます。ご活用ください。
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(あ!お寿司だ!(´~`)モグモグ)